一般照明用の蛍光ランプには微量の水銀が含まれているため、水銀添加製品の規制を定める国際条約である「水銀に関する水俣条約」の締約国会議(第5回:2023年11月)において、こうした蛍光ランプをその種類に応じて2027年末までに段階的に廃止することが決定しました。
こうした決定を受けて、国内では、2024年12月に「水銀による環境の汚染の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」が閣議決定、公布されました。これにより、水銀添加製品である一般照明用の蛍光ランプの製造については、その種類に応じて段階的に禁止されます。
※輸出入の禁止については外国為替及び外国貿易法により措置されます。
禁止対象となる蛍光ランプは、期限以降の製造及び輸出入が禁止されます。(禁止期限後においても在庫品の流通・販売や既存製品の継続使用は可能です。)一般照明用の蛍光ランプを使用している設備等について、計画的なLED照明への交換を進めていただきますようお願いいたします。
【参考】
一般照明用の蛍光ランプの規制(環境省)
蛍光ランプの廃止について(経済産業省:特設ページ)
さらば蛍光灯、ようこそLED~でもランプ交換 ミスると事故に~(独立行政法人製品評価技術基盤機構)
ご不明点等があれば、以下までご連絡ください。
【お問合せ先】
(水俣条約による蛍光ランプの製造及び輸出入禁止に関すること)
経済産業省官房産業保安・安全グループ化学物質管理課
TEL:03-3501-0080 e-mail:bzl-suigin@meti.go.jp
環境省大臣官房環境保健部化学物質安全課水銀・化学物質国際室
TEL:03-5521-8260 e-mail:suigin@env.go.jp
(照明器具の製品安全に関すること)
経済産業省大臣官房産業保安・安全グループ製品安全課
TEL:03-3501-4707 e-mail:bzl-s-shoho-seihinanzen@meti.go.jp
(LED照明への交換に関すること)
経済産業省商務情報政策局情報産業課
TEL:03-3501-6944 e-mail:bzl-johosangyo-syomei@meti.go.jp