産業用分電盤の概要

一般的な産業用分電盤は、図1 のように基板上に遮断器及び導体を配置し、接触による感電から人体を保護するための保護板で充電部分を覆い、それらは金属製でドアのあるボックス内へ収納されています。

図1-産業用分電盤の基本構成

遮断器は、回路に短絡などの異常が起こると、短絡電流により回路を開放します。そのとき遮断器電源側の排気口から噴出される消弧ガス(通称:ホットガス)が導体間に留まらないよう、必要に応じて、空間を確保する必要があります。特に、遮断器電源側と裸導体間に十分な絶縁空間が確保できない場合、ホットガスが拡散し導電部に留まることのないように、図2 に示すような構造例を採用し確保する方法もあります。

図2-アークスペース構造例

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