耐熱形配電盤等型式認定
設置場所による耐熱盤の選定
建築基準法では、一種耐熱盤を居室や階段及び廊下、二種耐熱盤を屋外・屋上に設置され、消防法では、一種耐熱盤は居室、一般廊下・階段に、二種耐熱盤は機械室、パイプシャフト、屋外・屋上、開放廊下、避難階段に設置されることになります。
設置場所による耐熱盤の選定は次のとおりです(「防災設備の電源と配線に関する指針」1994年版より抜粋)。
設 置 場 所 | 配電盤等の種類 | |
---|---|---|
室 | 耐火区画室 ※1 | 一 般 形 |
上記以外の室 | 二種耐熱形 | |
居 室 | 一種耐熱形 | |
屋外・屋上 | 延焼のおそれのある場所 | 一種耐熱形 |
上記以外の場所 | 二種耐熱形 | |
廊 下 | 一般 | 一種耐熱形 (二種耐熱形※2) |
開放 | 二種耐熱形 | |
階 段 | 一般 | 一種耐熱形 (二種耐熱形※3) |
避難 特別避難(附室を含む) | ― (設置不可) | |
非常用エレベーターの乗降ロビー | ― (設置不可) |
※1 火気使用の機器等が設置されている室は一種耐熱形とする。
※2 不燃材料で区画された廊下。
※3 屋外階段
設 置 場 所 | 配電盤等の種類 | |
---|---|---|
不燃材料で区画された機械室等 | 電気室※1 | 一般形 |
機械室※2 | 二種耐熱形 | |
パイプシャフト | 二種耐熱形 | |
居室 | 一種耐熱形 | |
屋外又は屋上※3 | 二種耐熱形 | |
廊 下 | 一般廊下 | 一種耐熱形 |
開放廊下※3 | 二種耐熱形 | |
階 段 | 一般階段 | 一種耐熱形 |
避難階段・特別避難階段※4 及びその附室 | 二種耐熱形 |
※1 不燃専用室以外の場所は二種耐熱形を用いること。
※2 火気使用の機器室は一種耐熱形を用いること。
※3 建築基準法第2条第6号に定める延焼のおそれのある場所及び同場所で、かつ不燃材料で造られた外壁の屋外(又は屋側)で、開口部から水平距離で3 m(開口部に防火戸を設けた場合は1 m)未満の部分は一種耐熱形を用いることとする。
※4 設置できる配電盤等の種類は非常用コンセント盤のみとする。